歯科口腔外科では困難な親知らずの抜歯、顎関節症治療、良性口腔腫瘍の摘出などを行います。
困難な親知らずの抜歯について
深く骨に埋まっていたり、顎骨の中の太い血管や神経に近い親知らずは、おのずと抜歯が困難なもので専門的な知識が求められます。
そのため、場合によっては病院などの大きな医療機関での治療が必要な時もございます。
しかし、大きな医療機関で治療を行う場合、極端ですが丸一日がかりとなる事も珍しくありません。
当院では、治療が困難であると判断される場合、より適切な医療機関などへのご紹介も行っております。
顎関節症について
症状としては、顎が鳴る、口が大きく開かない、顎が痛いといった症状があります。
治療法として、専用に型取りをしたマウスピースを装着し、徐々に症状を緩和させて行きます。
尚、特別な治療や手術が必要な場合(顎関節の骨の病気、関節円板周囲の組織にダメージがあるなど)には専門医療機関へのご紹介も行っております。
マウスピースは健康保険適用です。
顎関節症とは
顎関節症の代表的な症状は、
- 「あごが痛む(顎関節痛・咀嚼筋痛)」
- 「口が開かない(開口障害)」
- 「あごを動かすと音がする(顎関節雑音)」
の3つです。
そのため、硬い食べ物が咬めない、大きな食べ物が食べにくい、又、あごの音が気になるなどの症状が現れることがあります。
顎関節症の治療法
咬み合わせを治すことが一般的な治療法になります。例えばスプリント(マウスピースのようなもの)を上あごあるいは下あごにいれ、上下の咬み合わせが均等に接するようにします。これにより顎の関節頭が正しい位置に戻り、筋肉の緊張がとれ、スムーズに動かすことができるようになります。
重症の場合は手術による治療を行うこともありますが、症状によって治療法はさまざまになりますので、まずは歯科医院に相談していただくことをおすすめ致します。
普段の生活で気をつけること
「顎関節や咀嚼筋への負担を減らすため、横を向いてTVを見ないこと、頬杖をやめることや猫背などの姿勢をよくする、また、仕事中や休息時に上下の歯が接触していることに気付いたら歯を離すようにする、そして、特に強い心理的な緊張を感じる環境があれば、それを改善し避ける、可能な限りストレスをコントロールする」などです。