⑪ホワイトニングの注意点について
ホワイトニングの危険性
ホワイトニングは専用の薬剤を使って、歯の表面を漂白するものです。危険性を心配に思う方もいらっしゃると思いますが、当院にて扱っている薬剤は、使用法を守っている限り基本的に安全なものです。その事について詳しくご説明いたします。
ホワイトニングの主成分は過酸化水素
歯科で扱うホワイトニング薬剤は、医院内で行うオフィスホワイトニングも、自分で行うホームホワイトニングも、ともに過酸化水素が歯を白くする成分になっています。
オフィスホワイトニングでは唇や歯茎の保護が必要
オフィスホワイトニングで扱う薬剤は安全な濃度ですが、念のため唇や歯茎に付着しないように施術前にマスキングを施します。また、ホームホワイトニングでは、マウストレーにホワイトニング剤を塗布しご自分でトレーを装着しますが、トレーからはみ出して歯茎に付着した薬剤は拭き取るようにします。
通販サイトでのホワイトニング剤の危険性
ホワイトニングの薬剤が安全というよりは、歯科医院スタッフが扱うから安全という方が正しいでしょう。通販で入手できるものまで含めると、ホワイトニング剤はすべてが安全であるとは限りません。
ホワイトニング剤は正しく取り扱えば安全ですが、場合によってはホワイトニングを控えた方がよいケースもあります。また、自分で海外のホワイトニング剤を入手するなど、薬剤の濃度だけでなく添加物が把握しきれていない状態で使うのはおすすめしません。
欧米人と日本人とでは歯質に違いがあるので、安易に海外のものを使うと刺激が強すぎてダメージを受けてしまうことがあります。ホワイトニングを始める際は、必ず歯科医院スタッフと相談しながら自分に合った方法を見つけましょう。
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