⑰入れ歯について
入れ歯の必要性
歯を失った場合は、なるべく早めに歯科院に診てもらうようにしましょう。
歯の無い状態が続くと、残された歯に負担がかかります。歯並びが悪くなってしまい、かみ合わせも悪くなってきます。歯を支えていた骨の幅も約半分になってしまいます。
入れ歯は、見た目にも大きな影響があり、入れ歯を入れることで、唇が張り、若々しくみえ、また最近では、脳にも良い影響があると言われています。記憶や認知などにも、入れ歯の有無は影響するようです。ただ、咬む力は天然の歯の3割程度と言われており、8~9割回復するインプラントには、様々な面で劣る治療だという事も知っておいてください。
入れ歯の費用
入れ歯は保険請求を行うこともできますが、保険外の自費の診療も多くあります。ここでは、入れ歯の作成にかかる費用についてご紹介します。
入れ歯の種類について
入れ歯の種類はご自身の残っている歯の本数により変わり、費用も変わっていきます。歯が1本も残っていない場合には「総入れ歯」と言われ、1本でもご自身の歯が残っている場合は「部分入れ歯」と言われます。
費用の種類について
入れ歯を作成するうえで、保険診療内で作成するものと保険外の材料などを使用し作成する自費の入れ歯があります。保険内と保険外ではどちらも利点と欠点があります。
保険診療の場合
総入れ歯の価格は、上下の総入れ歯を作成した場合には1割負担の方で約7,000~9,000円であり、3割負担の方で約21,000~27,000円です。
部分入れ歯の価格は、1割負担の方で約1,500円~4,500円であり、3割負担の方で約5,000~14,000円です。 負担額は、加入している保険の種類や年齢により異なります。
自費診療の場合
保険の入れ歯は費用が安い分、使える材料が決まっていたり作る過程に制限があったりと、できることが限られてしまっています。
自費のご負担で行う入れ歯治療は、検査や製作の工程にも制限なく、納得いくまで手間をかけて一人ひとりに合った精密な入れ歯をお作りすることができます。
入れ歯を作る素材も自由に選ぶことができるため、自然で違和感のない色調、耐久性なども考慮し、お口に負担がかからず長持ちするものを厳選して使うことが可能です。そうすることによって熱を感じたり違和感を減らすことができます。費用は、上か下の片方で18~32万円です。